建て替え?リフォーム?どちらかお悩みの方
建て替え?リフォーム?と悩まれている方は非常に多いと思います。
なぜなら、一生に一度、二度あるか?ないか?の大きな買い物だからです。
「絶対に失敗したくない!」皆さん必ずそう思うはずです。
だからこそ、自分たちに合った正しい選択をしてほしいのです。
しかし、一概に「建て替えの方が間取りも一から考えられるし、
すべてが新しいので将来的にもお得ですよ。」
「リフォームの方が既存の住まいを利用するので、
工事金額も安く抑えられて、さらに新築の様に生まれ変わった住まいを
手に入れる事ができるのでお得ですよ。」などと、言いきる事ができません。
なぜなら、一人一人がご家族の状況や既存の住まいの状況が違うからです。
住まいは、そこに住む家族の数だけ、さまざまなカタチがあります。
例えば、お隣さんが建て替えをして、
ご夫婦の笑顔を目にしたからといって、
あなたにとってふさわしいカタチかどうか判断する事ができません。
だからこそ、今後のご家族の状況、望む生活スタイル、
既存の住まいの状況、将来の資金計画などを見つめた上で選択する事をお勧め致します。
建て替えのメリットとデメリット
メリット
- 間取りをすべて自由に設計する事ができる。
- すべてが新しくなるので現在、感じている住まいに対する悩み事をすべて解消する事ができる。
- 施工中、施工後と様々な検査がある為、行政のお墨付きで特に耐震性などの安心、安全を手にする事ができる。
- リフォームローンに比べると比較的、容易に多額の住宅ローンを組む事ができる。
- 住まいによって耐久年数に違いがあるものの15~20年の間は住まいのメンテナンスなどに費用が掛からない。
デメリット
- もちろん新築なので、すべてが新しくなる分、工事費が高くなる。
- 工事期間が長い。
- 既存の住まいの解体費など、工事費以外の費用が掛かる。
- 仮住まいや、引越が必要となり、面倒である。
- 各種税金がかかる。
- 不動産取得税
- 固定資産税
- 都市計画税
- 登録免許税
建て替えに向いている方
今、住んでいる住まいの基礎や地盤が弱く、
建物自体が大きく傾いていたり、度重なる地震の被害で柱が折れている。
柱、床が広範囲に渡って腐っているなど、致命的な状況の場合や、
今後ご家族が増えていく予定があり、
将来、住まいを継承する者がはっきりしている場合は、
建て替えの方が向いているでしょう。
リフォームのメリットとデメリット
メリット
- 工事金額が新築と比べ安く済む。
- 工事が終わり、実際に住み始めるまでの諸費用も含めた総予算も建替えに比べ低額で済む。
- 無理なく自分たちの予算に合わせて工事範囲、内容を決める事ができる。
- 新築の様な、便利で快適な住まいにする事ができる。
- 各種税金が軽減できる。(不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税)
- 国もリフォームを支援している事から、工事内容、タイミング次第では助成金を貰う事ができる。
- 新築より工事期間が短く済む。
デメリット
- 工事範囲、内容にもよるが、建て替えより住まいのメンテナンスの時期が早く来る。
- 建替えに比べ、間取り自由度が低い。
- 建て替えより耐震性が落ちる。
- 住みながらの工事をするので、お客様にご不便をおかけする。
リフォームに向いている方
多少、浴室などの水廻りが腐っていたり、
若干、建物自体が傾いているなどの場合や、空き部屋もあり、
今後、ご家族が増えていく予定がない。
将来のライフプランを考えると予算を低額に抑えたい方は、
リフォームが向いているでしょう。