安心できる塗装工事内容とは?
屋根、外壁塗装の施工の流れ
トタン屋根塗装の流れ
トタン屋根の場合、
- 雪止め取外し
- ケレン作業
- 高圧洗浄
- 下塗り(錆び止め)
- 中塗り
- 上塗り
- 雪止め取付けの7工程になります。
1.雪止め取外し
雪止めは10数年経つとサビが出てくるため、屋根塗装をする際には、必ず交換する事をお勧めします。この作業をおこたってしまうと、雪止めからひどく貰いサビをしてトタンが傷んでしまい、雪止めの下のトタンに穴が開いてしまいます
2.ケレン作業
ケレン作業というのは電動工具にワイヤブラシを付けて、錆びや脆弱した旧塗膜を除去する事を言います。
この作業をするかしないかで塗膜の寿命に大きな影響を及ぼします。
3.高圧洗浄
ケレン作業をした後、屋根の表面の汚れを高圧洗浄で洗い流します。
この洗浄機、間違ってふれてしまうと手が切れてしまうくらい圧力が掛っていますので、しつこい汚れもしっかりと除去できます。
4.下塗り(錆び止め)
トタン屋根の場合、下塗り工程が錆び止め塗料塗布となります。
錆び止めはトタン屋根の錆びを抑制する事はもちろん、下地と塗料の密着を良くしてくれます。
※錆び止め塗料にもいろいろ種類があります。簡単に説明すると「1液錆び止め」「2液錆び止め」があります。
1液と言うのは、塗料をそのままの状態で塗布します。
2液と言うのは使用する際に硬化剤を混ぜて塗布するため、塗膜が厚く耐久性のある塗膜にすることができるのです。
5.中塗り(上塗り1回目)
上塗り塗料は2回塗る事で、塗料の効果を発揮する厚みになる為、2回塗ります。
特に屋根は紫外線を真っ向に浴びますので、この塗膜の厚みがとても大事なのです。
外壁に比べ傷みが早い屋根に関しては2液塗料の上塗り材をお勧め致します。
塗料を使用する際に硬化剤を混ぜる為、更に厚い塗膜ができて冬場の雪の滑り落ちる際の擦れにも耐える強い塗膜を作る事ができるからです。
6.上塗り(上塗り2回目)
さらに上塗り2回目を塗布することで塗料メーカーの推薦仕様に基づく塗膜の厚みを確保し、美しく、耐水性、耐久性の屋根塗装に仕上がります。
7.雪止め取付け
すべての塗装工程が終わった後に、新しい雪止めを取付けて完成です。
コロニアル(スレート瓦)屋根塗装の流れ
コロニアル屋根の場合、
- 高圧洗浄(研磨洗浄)
- タスペーサー挿入
- 鉄部錆び止め・屋根補修
- 下塗り(2液高浸透液シーラー)1回目
- 下塗り(2液高浸透液シーラー)2回目
- 中塗り(上塗り1回目)
- 上塗り(上塗り2回目)の7工程になります。
1.高圧洗浄(研磨洗浄)
コロニアル屋根は劣化が進むにつれて塗膜が傷み、コケや藻が付着します。
高圧洗浄でコケや藻、脆弱した旧塗膜をしっかり除去します。
洗浄後の様子は、白く下地が見えて傷みの様子が見て取れます。
2.タスペーサー挿入
コロニアル屋根は屋根材が基本的に横910×縦414です。
この屋根材を突き付けで横に並べ、
縦は瓦の様に重ね合わせて建物内に水が侵入しない様に葺いていきます。
ですから若干、水が侵入しても
重なり目から水が抜ける様に設計されているのです。
それが塗料で重なり、目が密着してしまいますと、
水の逃げ場が無くなり、更に毛細管現象で建物内に水が侵入してしまい
屋根の木材が傷んでしまう原因にもなるのです。
また、冬場は逃げ場を失った水が重なり合っている内側で凍ってしまい、
凍害を起こすなど過去に様々な問題があったのです。
そのような過去の失敗から、現在ではタスペーサーという部材を使い、
重なり目が塗料で密着しない様に縁切りしているのです。
そうする事により、侵入した水の水切りが良く、下に流れていくのです。
コロニアル屋根の塗装工事をお考えの方は、
必ずタスペーサー工法を行ってください。
3.鉄部錆び止め・屋根補修
棟木、隅木トタン部分もたっぷりと錆び止め塗料を塗ります。
屋根材の割れている箇所もしっかり防水補修致します。
4.下塗り(2液高浸透液シーラー)1回目5.下塗り(2液高浸透液シーラー)2回目
高浸透性シーラーを2回塗ります。
1回目は屋根材に浸透させる様にたっぷり塗ります。
さらに、表面を強くするためにもう一度塗ります。
こうする事により、劣化していたコロニアル瓦の下地を強くし、
更に上塗りの塗料の密着を劇的にアップさせます。
この下塗りをおろそかにしてしまうと、良い塗料を使用しても、
すぐに剥がれてしまい耐久性の高い屋根にすることができません。
外壁塗装の流れ
- 高圧洗浄
- 下地調整(シーリング工事)
- 下塗り
- 中塗り(上塗り1回目)
- 上塗り(上塗り2回目)の5工程になります。
1.高圧洗浄
外壁に付着している汚れ、カビ、コケ、藻など頑固な汚れを高圧洗浄で綺麗に洗い流します。
2.下地調整(シーリング工事)
外壁の割れている部分はシーリングで下地調整を行います。
サッシ周りや外壁板の目地部分のコーキングは経年劣化によって、
ひび割れしている場合は外壁の防水機能が低下しています。
ですから、コーキングを打ち増しするか、板目地部分は切り取って打ち替え致します。
3.下塗り
下塗りは大きく分けて2種類あります。
外壁材に浸透させて強化させるシーラーと、弾性機能のあるフィラーです。
窯業系サイディングの場合、浸透性の高いシーラーを使用することで、
サイディング材の奥までシーラーを浸透させる事によりサイディング自体が強化されて、
下地材の表面がしっかりとコーティングされる状態になります。
さらに上塗りの塗膜の密着をアップしてくれます。
ALCやモルタルの様に割れやすい外壁材はフィラーを使用します。
フィラーは柔軟性があるので外壁材が割れても塗膜まで割れにくく表に出にくいのです。
このように下塗りをどのような塗料で塗るかによっても
塗膜の寿命が大きく左右されますので、とても重要な工程の一つです。
破風塗装の流れ
- 高圧洗浄
- 錆び止め
- 中塗り(上塗り1回目)
- 上塗り(上塗り2回目)
破風トタン部分もトタン屋根同様、綺麗に高圧洗浄して錆び止めを塗ります。
そして、綺麗に上塗りを2回塗り上げます。
軒天塗装の流れ
- 洗浄
- 下塗り
- 上塗りの3工程です。
軒天部分は築20年以上経っている住まいなら
塗膜の経年劣化が進行し剥がれ、もしくはチョーキング現象が起きています。
ですから、綺麗に洗浄した後、
下塗りに浸透性のあるシーラーを丁寧に塗る事が必要です。
しっかりと下地を固めてから上塗り塗料を塗る事がポイントです。
ご紹介させて頂いた工事内容が「安心できる塗装工事の施工の流れ」です。
何か、ご質問がある際は、お気軽にお問合せください。