耐震補強リフォーム工事をお考えの方へ
プロに聞く 上手に耐震補強リフォームをするコツ
リフォームでの耐震補強工事も様々ありますが、
よく行なわれる耐震補強工事は下記の工事内容です。
外部壁耐震補強リフォーム工事
既存の外壁を解体して新たに外壁を張る際によく行なわれる耐震補強工事です。
外壁を張る前に耐震パネルと呼ばれる、幅910㎜、高さ3,030㎜、厚さ9㎜の耐震パネルを外部壁面に張り付けます。
この合板が筋交の役目と、気密性を確保する役目を果たします。
土台と桁を繋ぐように一枚の合板で張ります。
太めの釘で、10㎝ピッチで打っているので、構造的に強固になります。
内部壁耐震補強リフォーム工事
無駄に外壁を解体せずに内部の改装工事をされるお客様に
お勧めしている耐震補強工事です。
具体的な工事内容は内壁用耐力面材と呼ばれる、
幅910㎜、高さ3,030㎜、厚さ12㎜の
面材を床と天井を作る前に壁を優先して張り付けます。
土台から梁まで、一枚の面材で張り付ける事により
地震に強い強固な壁にする事ができます。
さらに耐力面材を張り付けた後に天井と床が作られる事から、
天井、床の木下地材で耐力面材が押さえられる様になる事で、
激しい地震の揺れにも抵抗できる耐力壁を作る事ができます。
その他、内部壁耐震補強工事として
従来から用いられている工法としては筋交を取り付けて、
しっかりと金物で緊結する工法や、
壁の中に耐震パネルを埋め込み耐力壁にする工法などあります。
リフォーム工事する住まいの状況によって、
一番ベストな耐震補強の工法を建築のプロと話し合い選択する事をお勧め致します。
金物による耐震補強リフォーム工事
築30年ほど前の住まいのほとんどが、
建築基準法で定められた金物が取り付けられていません。
だからこそ、
解体してリフォームする際は建築基準法で定められた金物を
しっかり取付ける事をお勧め致します。
また、外部壁耐震補強工事や内部壁耐震補強工事と
併用して金物取り付け工事を行う事で、
さらに地震に強く強固な住まいにする事ができるので
併用する事をお勧め致します。
基礎耐震補強リフォーム工事
基礎耐震補強とは
「不同沈下になる可能性の高い布基礎」から
「面で家を支えるベタ基礎」にする事で、
地震の力を効果的に分散し、
躯体をしっかり支え続ける基礎にする事です。